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Snipe Test Sailng with N/S OneDesign

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5月27日から31日にかけて、江ノ島沖にて North Sails One Design の Brian Bissel , Garth Reynolds と共同でテストセーリングを行いました。
弊社 鹿取正信(アメリカズカップ エミレーツ チームニュージーランド テクニカルスタッフ)が開発した、ディンギー用 2Boat Test System を使って、今までディンギーでは難しかった解析が可能となり、シフティーなコンディションの中でも正確にロスゲインを判断する事が可能となりました。

それぞれのスナイプにGPSを搭載し、そのデータをオンタイムで無線にてチェイスボート(ラバーボート)に送信、チェイスボートは2艇を追いながら常に風向・風速を計算、モニターにてシフトを差し引きした上でのロスゲインの変化を常時確認することが出来ます。
例えば、大きく右にシフトし見た目的には右側の艇が前に出ているように見えても、そのシフトを計算し差し引きすることで、それぞれの艇の走りを正確に比較することが出来るのです。

同時に、マストトップにカメラを固定し、毎秒セールシェープを無線にてチェースボートのコンピューターに配信、セーリングデータとセールシェープの関連性も見ることができます。

オンタイムで結果が出るため、チューニングを変更した際にも変化はすぐに確認する事が出来ますので、非常に効率的です。 頭の中でイメージしていたものを試し、その場で答えを出すことが出来ました。


セールテストの結果は、というと、これだけの解析を必要としているチームがデザインしたセールが勝ることは言うまでもありません。 さまざまなコンディションにチューニング、トリムで幅広く対応できる事を証明する事が出来ました。

North Sails Japan は世界初のこのシステムを駆使して、今まで以上にセーリングを科学していきます。

ちょっと宣伝っぽくなりましたが、僕の頭が一番科学された一週間でした。。。

takumi

by sailworld | 2009-06-04 08:14 | Snipe
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