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Sail World

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4th Place 2009 Snipe World Championship

2009 Snipe World Championship Regatta

Bruno Amorim/Dante Bianchi BRA
4 3 -13 1 3 1 2 3 - 14 5 1 tatal 23p
Gustavo del Castillo Palop/Felipe Llinares Pascual ESP
5 5 3 9 11 -16 6 7 2 - 23 4 total 52p
Ernesto Rodriguez/Megan Place USA
13 2 -28 - 23 1 3 10 9 4 3 13 total 58p
Takumi Nakamura/Junichiro Shiraishi JPN
- 50(ocs) 17 4 6 2 10 5 8 6 1 -19 total 59p

Alexandre Tinoco/Victor Mendes Martins BRA
-18 -18 9 4 16 2 4 10 1 11 5 total 62p
Alexandre Paradeda/Gabriel Kieling BRA
11 4 -26 5 4 5 18 6 - 50(raf) 6 16 total 75p

Day1 (OCS-17-4)
Race 1 PR2 STD Medium air rig
2回のゼネラルリコールに対しては冷静に対処し、Zフラッグペナルティーにもかからず、ラインを読めていたものの、3回目のスタートでは本部船から3艇目で頭を出し、リコールを読まれてしまった。
フリートが消極的になったのを見計らってのスタートであったものの、第一レースとしては狙いすぎていた。
1上をトップ回航したものの、ダウンウィンド、続く2上で抜かれ15位でフィニッシュ。上マーク回航後後続艇のラフを嫌ってジャイブした事でシフトのリズムを外してしまった。
着岸後OCSを知らされる。

Race 2 PR2 MOD Light air rig
下有利の中、下艇団からスタート。
1上の回航順位が悪く、少々取り戻したものの17位。

Race 3 PR2 MOD Light air rig
上マークを15位前後で回航、そこからジワジワあげて4位でフィニッシュ。
スピードのアドバンテージを感じることが出来た。

Day2 (6-2)
Race 4 PR2 MOD Light air rig
下集団でもまれ、リコールを避けて出遅れながらもしぶとく左に伸ばし、左のプレッシャーでプレイし上マークを10位代後半で回航。
2上3上では下マーク回航後にしっかりとリフトを走ることが出来、うまくシフトを掴み大きく挽回。

Race 5 PR2 MOD Light air rig
スタート前に右海面が伸びることを見越し、あいている上からスタート、直ぐにポートに返す。
2,3分走ったところで右サイドにだけ右シフトが入り、ビッグゲイン。
しかし長続きせずに左に振れ戻る中、細かくシフトを掴みながら左へ展開。
上マークを10番台後半で回航。
Race4と同じく、下マーク回航後にフレッシュでリフトを走ることに徹し、スタート直後に受けた右からのシフトを期待しながら上手く展開し、最終レグでジャンプアップし2位でフィニッシュ。
レースプランとボートスピードに自信を持つことが出来た。

Day3 (10-5)
Race 6 PR2 MOD Medium air rig
スタートでのアドバンテージを活かし上マークを4位で回航したものの、順位を守ることが出来ず10位でフィニッシュ。
セール&リグ選択をミスし、風があがった2上以降でのスピードのアドバンテージが感じられなかった。

Race 7 PR2 STD Heavy air rig
セールをPR2に変更、リグも強風使用に代え走りで頭を出すことが出来ていた。
内側内側でレースを展開することに徹し、確実に順位をあげることが出来た。
カットレースが発生し、総合3位にジャンプアップ。


Day4 (8-6)
Race 8 PR2 STD Heavy air rig
天気予報とは異なり、11時ごろからシーブリーズがしっかり入る。サンディエゴらしいコンディション。
少々控えめなスタートでも、30秒も走れば頭を出すことが出来ていた。
ライン中央から出ていた為、1上ではエンドからスタートしたフリートに先行されるも、その後もスピードのアドバンテージを活かし、レースコース中央でプレイすることに徹し、確実なレースが出来た。

Race 9 PR2 STD Medium air rig
少し風が落ちる中、引き続きスピードのアドバンテージを活かしたエンドに出ない硬いコースに徹し、確実にシングルを維持。

Day5 (1-19)
Race 10 PR2 STD Heavy air rig
2位から6位までが10点差であった為、誰を抑えることも無く自分たちのレースに徹すると決めて臨んだ。
スタート直後に頭を出し、昨日と同じく両エンドから伸びてくるフリーとの内側内側で返し、最後までレイラインに乗らなかったことが功を奏し、上マークを2位で回航。
2上も引き続き硬いコースに徹し2位を死守。
ダウンウィンドで3位から入れ替わったトップを艇抜き、そのままトップを維持して耐えに耐えたトップフィニッシュ。

Brunoがリコール艇の排除もあって5位でフィニッシュ、この時点で優勝は無くなった。

Race 11 PR2 STD Heavy air rig
まだ2位から4位までが接戦で、点差が正確にわからなかった為、自分たちのレースに徹した。
スタートで頭を出すことが出来たかったものの、直ぐにポートに返してクリアエアーを得る。
そのまま右を中心に展開したが、ポートへダーでポジションが悪くなり早めにタックしてスターボードリフトを走った。しかし風は更に右に振れ、20位ほどで上マークを回航。
混戦の上マークアプローチでは、4日目を終えた時点での2位争いに居たベルギーチームにポートスターボードでのケース(こちらが権利艇)に巻き込まれてしまうなど、確かに焦りが出ていたのかもしれない。
ダウンウィンドで差を縮め、2上で少々挽回し、ダウンウィンドで10位から8艇程が混戦する形となる。
両サイドにわかれるなか、いつもの様にエッヂに出ずにシフトでゲインを重ねるレースに徹するが、風が落ちてくると同時に不安定になり、両エンドが不規則に伸びる様な形となり、20位まで順位を落としてしまった。
スペインは最後の不安定な風のなかで10番台から一気にジャンプアップし、4位でフィニッシュ。
最終下マークでは、3艇程前に居たアメリカは13位でフィニッシュ。
最終レース20位と第1レースのOCSがカットレースとなり、第2レースの17位がカウントとなり、アメリカに1点差で逆転され4位でレガッタを終えた。

最終レースは非常に残念な結果となってしまったものの、今レガッタを通して常にエンドに出ない堅いレース展開に徹したことで2日目以降の安定したスコアメイクに繋がったことは言うまでも無い。
最後まで自分たちのレーススタイルを貫き通した結果なので、悔いが無いと言えば嘘になるが、やはり悔やむべき気は第1レースのOCSである。

初日を終えて気付いたスピードのアドバンテージと、スピードを活かした手堅いコースのアドバンテージがその後のスタートのプレッシャーを大きく軽減したのだが、第1レース、第2レースにおいてはその余裕が無かったのが事実だ。

優勝したブルーノに対して、スピードで負けていると感じる事は無かった。
ただ、彼らはスタート後には必ず有利サイドでフリートをリードしており、そのゲインを活かして手堅いレース展開をし、そしてそれに事足りるスピードを兼ね備えていたのだと思う。
とはいえ、この3つのバランスが今回の世界選手権においてはずば抜けていた事がスコアを見ればわかる。

今回のレガッタで学んだ事、悔しさを忘れない様に、しっかり記録に残しておこうと思う。


次回 世界選手権までのプロセスに関してレポートしたいと思います。

おまけ
Video Race10
Interview Day 2 Takumi Nakamura
by sailworld | 2009-09-12 17:15 | Snipe
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